思いを伝える、そして前を向く

相談者から、感謝の意を表する電話をいただきました。
もう退職を決意されていた方です。ですが在職中の処遇について、
どうしても納得がいかない、腑に落ちない、という訴えでした。
その状況、お気持ちをしっかり受容し、会社に報告しました。
その結果、、、会社には会社の方針もあります。

相談者の希望に沿う結果にはなりませんでした。ですが、その相談者は、
「自分一人ではここまできちんと伝えることができなかったと思う」
「会社の回答には失望したけれど、自分の思いを伝えることができたので、これから前を向ける」
と清々しくおっしゃいました。

相談員が、相談者の思いを大切に、しっかりサポートしたことで、
要望通りにはならなくても、前を向けるパワーにつながったのではないかと思います。
会社の判断が相談者の意に沿うものではなくても、それでも、
「前を向く」という力になりえたのは、
外部窓口ならではの効果ではないかと感じます。
前を向くことが出来た、これは、相談者本人にとっても会社にとっても、
よりよい状況を作り出すものだと感じます。