新規大卒者 就職後3年以内の離職率は「35.9%」

厚労省が、新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表しました。
それによると、就職後3年以内の離職率は、以下の通りとなっています。
◆「新規学卒就職者の就職後3年以内離職率」 ( )内は前年比増減
【中学】 57.8% (+2.8P) 
【高校】 35.9% (▲1.0P)
【短大等】 41.9% (+0.5P)
【大学】 31.5% (+0.3P)

また東京商工会議所の「2022年 新入社員の意識調査」によると、
◆「新入社員が社会人生活で不安に感じること」として、
【仕事と私生活とのバランスが取れるか】 55.4% 
【上司・先輩・同僚とうまくやっていけるか】 51.4%
【仕事が自分に合っているか】 49.7%
が上位に挙がっています。

◆「会社を選ぶうえで魅力に感じる企業制度の調査」では、
【年次有給休暇取得の推進】 42.5%
【時差出勤・フレックスタイム制勤務】  41.9%
【テレワーク(在宅勤務)】  36.1%
など、働き方に関するものが挙がっており、その他、
【資格(検定)等の取得支援】  39.8%
【人材育成体系(研修)の充実】  38.8%
など、スキルアップに関する選択肢も上位にあがってます。

◆「今の会社でいつまで働きたいか」という問に対しては、
【定年まで】  23.8%
となっており、10年前の調査との比較で12.4ポイント減少。
新入社員の意識変化がみてとれる結果となっています。

(※東京商工会議所「2022年度新入社員意識調査」)
https://www.tokyo-cci.or.jp/file.jsp?id=1029600

若い人材は、仕事と私生活を充実させていくために
一つの会社に縛られない働き方を選んでいます。
人材材確保が困難になる中「選ばれる企業」になるためには、
・仕事と私生活とのバランス(年次有給休暇の取得のしやすさ)
・良好な人間関係の構築
このあたりがキーワードになってくるかもしれませんね。