「もっと早く相談すればよかった」(パート1)
「もっと早く相談すればよかった…」そう呟いた相談者がいました。
10数年前に入社した相談者は、入社当初から、主任の言動が高圧的でパワハラな
のではないかと感じていたそうです。主任はそもそも気性が荒い性格で、プライド
が高く自分の非は認めない、乱暴な言葉を発するタイプだそうです。そして相談者
に対する言動が特にひどかった。周囲も感じていて、課長も相談者のことを気にか
けてくれたとのこと。
入社して3年ほど経ったある日、課長は主任に、相談者に対する言動について注意
したそうです。ところが主任は一切聞き入れず、課長に対して猛反撃する状態。
課長は、自分の力ではどうにもならないと感じたのでしょう。相談者に、
「ハラスメント窓口に相談した方がいい」とアドバイスしたそうです。ただ相談
者は、会社に相談すると、「職場内の人間関係を自分たちで解決できない部署」
と思われてしまうのではないか、自分のせいで部署全体にそうしたレッテルが貼
られるのは忍びない、という思いがあり、相談しなかった。
「あの時、窓口に相談しておけば…」相談者が悔いているターニングポイントです。