ハラスメントは自分事?
アメリカではセクシャルハラスメントの判断の基準として、
平均的な人が(その行為を)どのように受け取るかという
「リーズナブル・パーソンズ・スタンダード」が用いられ
てきたようです。多様性を重んじるアメリカにおいては、
「リーズナブル・パーソンズ・スタンダード」があらゆる
場面での判断基準となってきたのだろうと想像できます。
一方、日本においても厚生労働省は「平均的な女性(男
性)労働者の感じ方」や「平均的な労働者の感じ方」を
セクシャルハラスメントやパワーハラスメントの判断基
準の1つとしています。令和4年に「パワーハラスメン
ト防止措置」が義務化されて以来、皆様の職場でも「平
均的な労働者が(その行為を)どのように受け取るか」
を基準とした調査を行い、対策をとることが求められて
います。平均的な労働者というのは皆様が勤務している
職場の人達だけではありません。日本の平均的な労働者
です。
人手不足で負担が重すぎて仕事が休めない、ひどい言葉
で怒鳴られる、無理な仕事を強制的に押しつけられるな
ど、自分にとっては深刻な悩みだけど、そう感じている
のは自分だけ、他の人なら愚痴など言わずに仕事をこな
すのだろうと我慢していませんか・・・?
ハラスメント相談窓口の電話番号が記載されたカードを
配布されたような気がする、どこかにポスターが貼られ
ていたような気がする、日々の業務に追われ、相談窓口が
あることさえ忘れてしまっていた方も少なくないと思いま
す。私どもクラージュラインは、会社のご担当者との間で
も守秘義務を厳守しております。
「ハラスメントかどうかわからない・・・」「ハラスメント
は自分だけの問題・・・」と一人で抱えこまず、まずは安心
してあなたの思いを伝えて頂ければと思います。