「パワハラ加害者になってしまったら…」
何らかの理由で、誰かが自分の言動をパワハラだと感じていたら…
なかなか想像できない、想像したくないことですよね。私たち人間は、ストレスとなる出来事が起こった瞬時には驚きのあまり口惜しさや怒りを感じることが出来なくても、時間が経つにつれて徐々に口惜しさや怒りがこみ上げてくる場合があります。特にパワーハラスメントについては、その場では何事も起こらなかったように思えても、後になって加害者への口惜しさや怒りの感情が増幅し、パワハラだとの訴えに展開していくパターンが多いのではないでしょうか。
自覚なく自分がパワハラを訴えられた時には「寝耳に水」ということになり、かなりの衝撃を受けることになるかもしれません。なぜ自分がパワハラの加害者とされてしまうのか、戸惑うことになるでしょう。
もしも、自覚なくパワハラの加害者とされてしまったら…自己判断で対応するのではなく、人事やコンプライアンス担当者の指示を仰いだうえで対処しましょう。まずは訴えられているという事実を真摯に受け止めましょう。そして、冷静に対応することが大切です。自らの判断のみで行動するのではなく、会社の担当者からの連絡を待ちましょう。慌てて謝罪のために被害者と接触したり、加害者に反論したりする行動は控えましょう。事を大きくしてしまう恐れがあります。
会社側のハラスメント調査には、被害を訴えた相手の不快感や不信感を尊重したうえで協力しなければなりません。「言った・言わなかった」の事実確認、あるいは「指導だった・本人のためを思って…」等、加害者側の言い分の評価等、会社側は時間をかけて判断していきます。開始する段階では何も決まっていませんので、加害者(被疑者)として調査を拒む理由はありません。
誤解されている場合であっても、自分の言動が正しく伝わらなかったことは事実です。「誰もがハラスメント加害者だと誤解される可能性はある」という事実を踏まえたうえで落ち着いて対処しましょう。パワハラ加害者にされてしまうのは誰にとっても大きなショックです。残念だという気持ちが悲しいという感情に移行し、体調を崩してしまう人も少なくありません。自身の体調管理に努めながら誠意をもって対処してください。必ず真意が伝わるということを信じていれば乗り越えられるはず・・・そんな風にも感じます。

