「思考を広げる」きっかけに。
窓口で相談をお聴きしていると、
相談者自らの“受け取り方のクセ”によって苦しんでいるのではないかと感じる時があります。
例えば、上司から「マイペースだよね」と言われたとします。
「ミスをしない」ということを信条に、じっくりと仕事に取り組んでいるだけなのに、、、
「仕事が遅い」と非難されたかのように感じてしまう。
そして、「自分が悪い」と考えてしまい、
「自分はダメ人間だ…」と全否定するような状況に陥ってしまう…。
ですが、事実としてはどうでしょう?
仮に仕事が遅かったとしても、「仕事が遅い=ダメ人間」ではないこともあります。
もしかすると上司としては、
「仕事は早い方ではないが、丁寧でミスがないので助かっている」という評価からくる
「マイペース」という表現だったのかもしれません。
それならば、自分を責めて落ち込む必要はないはずです。
“受け取り方のクセ”というのは、自分自身で気付くことが難しいものです。
そんな時は、誰かに話してみる、ということも有効になると思います。
誰かに話していくうちに、「そういえば、自分で思い込んでいただけかもしれない」と、
気付くこともあるかもしれません。
そして、その気付きは、心を軽くするものであり、
次のステップを考えられる力になるものでもあると思います。
「自分はダメだ」と落ち込んだ時、、、あなたも話してみませんか?