清掃員と相談員の共通点 ①「目線をあわす」

ある施設の清掃業務をしている知人から、こんな話を聞きました。お掃除のコツ。
① 汚れに「目線を合わす」
② 焦らずに「ゆっくりと」
③ こびりついた汚れほど「丁寧に」

この話を聞き、私たち相談員の仕事にも共通する考えだと感じました。

① 「目線を合わす」
自分の立ち位置から見ているだけでは、目立つ汚れは落とせても、他の汚れや
小さな汚れには気付かない。それは、一見きれいになったように見えても、
実はきれいとは言えない状態。目立つ汚れの位置までしゃがみ込み目線を合わ
せると、他の汚れや小さな汚れがまだまだ残っている、ということがよくある。
そして、目線の角度を変えることも大事。角度を変えてみると、拭き残しが
残っていることに気が付く。相談員も、相談者の目線に立つように心がけて
います。相談者の立場、目線で、同じ方向を見なければ、相談者が遭遇して
いる出来事を思い描くことができません。目線を合わせ、どのようなことが
あったのか、その情景を頭の中で映像化していきます。その上で、時折、目線
の角度を変えて質問する。すると、相談者自身が気付いていなかった背景が見
えることもあります。

目線を合わさずにいると、ぱっと見で目立つものだけへの対処で終わってしま
います。もちろん、目立つものへの対処も必要ですが、それだけで終わらせて
しまっていいのでしょうか・・・?もし、その裏に違う汚れ、小さな汚れが
残っていたら、、、そのままにしておくと、後々、こびりついた汚れになる
かもしれません。こびりついた汚れ、、、それは従業員個人にとっても会社に
とっても、大きな問題になるものかもしれません。そうなる前に、しっかり
対処したいものですよね。